スナック研究会

サントリー文化財団研究助成 「日本の夜の公共圏」

2016-01-01から1年間の記事一覧

別府講演会「スナックからの地方創生」

過日、大分県別府市で「スナックからの地方創生」と題した講演会を行って来ました。我が故郷ながら、別府は正真正銘の「スナック王国」なのです。 中心的な飲み屋街は「北浜」ですが、以下の密集ぶり・・・。 別府のスナック街についてはエントリーを改め、また…

スナック紀行--群馬県太田編

「おくのふと道」と題して、青森のスナック街について記して来たが、東北以外のものについては今後「スナック紀行」の括りの下、これまで訪れた街について記し留めておくことにする。今回は、群馬県太田市。 太田市は、以前書いた「郊外の多文化主義」の冒頭…

おくのふと道--三沢編

奥州スナック紀行の第2回。今回は下北半島の付け根にある三沢市のスナック街について記し留めることとする。 青森県三沢市は、東を太平洋、西を小川原湖に挟まれ東西に細長く延びた形をしている人口4万人ほどの街だが、そこには更に1万人ほどの別腹?の人口…

おくのふと道--下北半島・むつ編

下北半島は斧の形をしている。大間村から北海岬へかけての稜線が、その刃の部分である。斧は、津軽一帯に向けてふりあげられており、「今まさに頭を叩き割ろうとしてる」ように見えるのが青森県の地図である。しかし、惨劇はこれから始まろうとしてるのでは…

第一期スナック研究会の記録

2015年10月から始動した「日本の夜の公共圏」研究会・・・通称「スナック研究会」は、さる2016年7月30日、無事に第一期の最終回を迎えました。お忙しい中、日程調整を含む諸々にご協力頂いた関係各位やゲストの皆様、そして毎回の会場をご提供頂いたお店の方々…

第8回スナック研究会を開催しました(第一期最終回)

2016年7月30日、第一期スナック研究会の最後の研究会を開催しました。折しも土用の丑の日ということで、最終回のお弁当は鰻まぶし。美味しゅうございました。 当日の報告は以下の通り。今回は、白水社と新潮社の編集者の方にもオブザーバーとして、ご同席頂…

第7回スナック研究会を開催しました

過日、第7回スナック研究会を開催しました。今回の報告は日本文学・美術史と日本政治思想史の観点からで、内容は以下の通り。いずれも当該分野においては第一線の研究者が専門の刀を存分にふるってスナック成立へと至る歴史に関し、快刀乱麻を断つかの如き議…

第6回スナック研究会を開催しました

過日、4月末に第6回スナック研究会を開催しました。今回の報告は行政学者と憲法学者の2人によるもので、内容は以下の通り。 ● 伊藤正次(首都大学東京・行政学)「行政から見たスナック--夜の社交を仕切る規制の多元性」 ● 宍戸常寿(東京大学・憲法)「ス…

第5回スナック研究会を開催しました

2月某日、第5回スナック研究会を開催しました。今回の報告者は、慶應義塾大学の亀井源太郎先生。ご専門の刑法の観点から「夜遊びの適正化と平成26年風営法改正」という題目で、お話し頂きました。今回は、白水社の編集者・竹園公一朗さんにもご臨席頂きまし…

第4回スナック研究会を開催しました

2016年1月中に、第4回研究会を開催しました。 今回の報告者は、苅部直先生。お題は「スナックと「社交」」で。いつも通り、小一時間ほどの報告のあと、活発な質疑応答が交わされました。 報告では、スナック(バー)が、草創期には所謂「不良の溜まり場」あ…