スナック研究会

サントリー文化財団研究助成 「日本の夜の公共圏」

別府講演会「スナックからの地方創生」

  過日、大分県別府市で「スナックからの地方創生」と題した講演会を行って来ました。我が故郷ながら、別府は正真正銘の「スナック王国」なのです。

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 中心的な飲み屋街は「北浜」ですが、以下の密集ぶり・・・。

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 別府のスナック街についてはエントリーを改め、また後日、詳しく紹介する機会を持ちたいと思いますが、以下、講演会について。--当日は、別府商工会議所主催・別府料飲協同組合の共催による盛大な会で、100名以上の方にご参加頂きました。 

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 当日は、研究会の代表である谷口による1時間ほどの講演を行いましたが、講演会後、研究会メンバーの苅部直先生、荒井紀一郎先生にもご参加頂き、来場者との交流なども行いました。

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 上記、「囲む会」と少々気恥ずかしい案内になっていますが、こちらの方も100名以上の方にご参加頂き、多くの方と名刺交換・ご挨拶などさせて頂く中、色々な話を伺うことが出来ました。皆さんには望外に楽しんで頂けたようで、本当に良かったです。以下の通り、会場が凄いところで、結婚式場の「チャペル」での講演という・・・。

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 講演会では、スナック研究会で得られた様々な知見を元に、自分で言うのも何なのではありますが、私(谷口)自身と別府との繋がりを活かした話をさせて頂きました。具体的な内容は以下の通り。

1.自己紹介
2.なぜスナック研究?(スナック研究の《原風景》としての別府)
3.スナック研究会について
4.スナックとは何か?
5.スナックの現状
6.スナックからの地方創生?

  今回は、スナック研究会が第1期を終了し、現在、研究成果物の書籍化のための作業フェイズに入っている中、これまで得られた知見を分かりやすくお伝えすることを心掛け、幾つかの視覚資料なども用いて講演を行いました。具体的には、特に上記「5.スナックの現状」において、全国のスナック店舗の数、全都道府県での総数・対人口比の比較(順位付け)、そして特に「別府」をフィーチャーした形でのデータ分析などを披露しました。

 これは書籍化に先立ってのサービス的な情報提供も兼ねますが、日本全国でのスナック分布は実は以下のようになっており、東北、そして特に西日本は圧倒的な数を誇っています。とにかく九州の各県は圧倒的なのです(下図:荒井紀一郎先生作成)。

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 実は、生まれて初めてパワーポイントのファイルを新規作成し、また、実際に講演でパワポを操作しましたが、何て便利な文明の利器!と今さらながらに気が付きました。やはり、視覚資料の効果は大きいです。

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 講演会終了後は、中庭にサントリー・八鹿酒造・三和酒類iichiko)・JAフーズおおいた・老松酒造の各社からブースが出され、大分の誇る美酒の数々の試飲会が行われました。

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  試飲会終了後、普段は披露宴会場として使われている(であろう・・・)会場で盛大な「囲む会(懇親会)」が行われました。会場に入った瞬間に実は唖然としました(政治資金パーティのようだ・・・)

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  以下は、たくさんご挨拶頂いた中から、料飲組合・商工会議所の綺麗どころの皆さんからのご挨拶集です。

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  最後は、ご来場頂いたママさんたちからご自分のお店の紹介なども兼ねてご挨拶頂き、盛大な会は幕を閉じたのでありました。実に楽しくも華やかな会で、故郷に錦を飾るとは、まさにこのことだなと本当に感慨深かったです。

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 私は、その後、今回お世話になったお店を中心に夜の街を行脚してまわったのですが、さすがに目一杯の予定が詰まった一日だったので、時計の針が日付を越える頃、4軒目で帰路についたのでありました。

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追記:帰京後、西日本新聞と今日新聞に講演会の様子が記事として掲載されていました。

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以上。